「フォーミュラ食品」専門機関で使われているフォーミュラ食をあなたに!「『やせられない』のには、必ず自分で気づいていない原因があるはずです」浅原哲子先生

「どうしても痩せられない…」そんな人に残された最後の希望が減量手術です

なぜ太るのか?なぜやせられないのか?

肥満・メタボリックシンドローム外来(以下メタボ外来)を立ち上げて、14年になります。「メタボ」という言葉が社会的に定着してから、ますます需要が高まっているのを肌で感じていますね。
「なぜ太るのか」その理由はとても単純で摂取エネルギーが、消費エネルギーを上回っているためと言えますが、いざ「どうやせるか」となると、なかなか一筋縄ではいきません。本人は食べていないつもりでも、よくよく話を聞いてみるとカレーや丼物など栄養バランスの偏った食事を繰り返していたり、おやつばかり食べていたり、睡眠不足など生活習慣そのものに問題を抱えている人も多いですね。
こうした患者さん一人ひとりの問題を、医師・看護師・栄養士・検査技師が一緒になって解決していくのがメタボ外来です。しかし一方的に「こうしろ、ああしろ」と言ってもうまくいかない。そこで患者さん自身に参加してもらえる『ダイエットノート』や、『メタボ教室』を開催して、まずは「太る理由」「やせない理由」に気づいてもらうようにしています。

続けられなければ意味がありません

浅原先生

ダイエットで大切なのは、継続できることです。続けやすいよう肥満患者さんの食嗜好を分析し、簡単につくれて満足感のある低カロリーメニューを管理栄養士と連携して提供したり、どうしても忙しいという人には、手軽なフォーミュラ食を勧めることもあります。
フォーミュラ食の魅力は、確実に結果が出せるところです。やせにくい体質の人や、なかなか体重が落ちずにモチベーションが下がってしまう人は、ダイエットの契機づけとして取り入れるのもよいでしょう。
「やせて、こうなりたい」という具体的な目標をもって、まずは一歩ずつ取り組むことです。

手術は受けずに済むのが一番。そうなる前にまずは対策を講じましょう

1ヵ月たった1㎏でも1年で12㎏もの減量に

またダイエットというと、どうしてもすぐに結果を求めがちですが、日本肥満学会ではゆっくり確実にやせることを推奨しています。
BMI値35以上の高度肥満症の方でない限り、3ヵ月から半年で体重の5%減が目標です。1ヵ月に1㎏やせるだけでも、1年かければ12㎏。当外来でも毎日の食事や体重を記録するダイエットノートと、生活習慣の見直しで半年平均5㎏減量を達成しています。
「絶対に間食はしない」などガチガチに決めて、挫折してすぐにダイエットを投げ出してしまう人の場合は、「また明日、一からやり直そう」と気持ちを切り替ることも大切です。「やせたらあの洋服を買おう」とか、ハッピーな自分を思い描きながら続けていきましょう。肥満を解消することは、合併症の予防、健康寿命を延ばすことにもつながります。まずは1㎏、今日から始めてみてはいかがでしょうか。

「私も時折利用します」と浅原先生。2週間の減量入院プログラムでもフォーミュラ食を使用。2週間で3㎏減、5割が脱メタボ、腎機能改善というデータも。

減量食を摂取するグループと、1日1食フォーミュラ食を取り入れたグループに分けて食事療法を実施。フォーミュラ食群では、血糖値や中性脂肪値に大きな改善が見られました。初診時に体重80.3kgあった43歳男性が、6ヵ月で14kg減。肥満症や糖尿病予備軍から脱したという例も。



脂肪を溜めこむ魔の時間に要注意!

一般的なダイエット食品などもありますが、医療機関としては確実に結果が出せるエビデンス(科学的根拠)がしっかりしたものでなければ、患者さんに提供することはできません。当院で採用しているフォーミュラ食も、もちろん信頼できるエビデンスが出されているものです。フォーミュラ食の使用と同時に食生活の見直しが非常に重要ですが、自宅で安全に減量をめざすには手軽で頼もしいツールだと思います。

BMAL1(ビーマルワン)とは…体内に刻まれている活動リズムが、正常に機能するよう調整するタンパク質の一種。肥満遺伝子とも呼ばれ、脂肪を蓄積させる作用がある。時間帯によっては増減が見られ、分泌される時間帯の食事は控えた方が良い。

簡単で効果抜群!箸おきダイエット

よく噛んで、ゆっくり味わって食べれば、脳の満腹中枢が刺激され食べ過ぎを防げます。つい早食いしてしまう人は、ひと口食べるごとに一度箸を置く習慣をつけてみましょう!

成長ホルモンを味方に睡眠でやせ体質

睡眠が不足すると食欲を促すホルモンが増加し、食欲を抑えるホルモンが減少します。さらに睡眠不足が続くと、脂肪が燃えにくい体に。脂肪を燃えやすくする成長ホルモンの分泌は午後10時~午前3時がピーク。その時間帯を逃さずベッドに入る習慣を。

三日坊主でもいいんです

三日坊主になっても自分を責めず、「また今日からがんばろう」と思うこと。三日坊主を繰り返し、継続へとつなげましょう!

1日2回まずは乗りましょう

自分の体重とその変化を直視することには、最強のダイエット効果があります! 1日2回朝晩、まずは体重を測ってノートにつけることから始めましょう。