大学病院で使われているフォーミュラ食について「今の食生活があなたの10年後を左右する!」一杉正仁先生

太り過ぎかなと思ったら1日も早い対策を

日本人の死因の約3割を占める心疾患と脳血管疾患。これには、私が専門で研究している「血栓症」が大きく関わっています。血栓症とは、血の固まりが血管をふさぐことで引き起こされる病気で、旅行者血栓症(エコノミー症候群)などもその一例です。
飛行機に乗らなくとも、血行が悪い方、コレステロールや中性脂肪の多い方、デスクワークなど長時間同じ姿勢で過ごす方などは、知らないうちに体内で同じ状況が作り出されていることもあります。
内臓脂肪の蓄積量が多い方、食生活に問題を抱えている方は、血栓症になりやすい傾向があり、肥満の改善は、血栓症の治療においても大きなテーマなんです。

フォーミュラ食でまずはきっかけ作りから

斎木先生

それなら食生活を改善して、やせればいい。そう思われるかもしれませんが、まずほとんどの方が、具体的に何をどう変えればよいか分からない。そこでフォーミュラ食が重要な役割を果たすわけです。
1日3食のうち、1食をフォーミュラ食に置き替えるだけなら、誰でも簡単に始められますから、フォーミュラ食をきっかけに、少しずつ毎日の食事を見直していけばいいんです。
薬と違って、副作用のないフォーミュラ食は、長期間使用できるのも魅力です。少しずつ食生活を改善することで、将来的に過体重によって生まれる様々なリスクを大きく減らせる。なかなか突破口の見えない食生活の改善には、非常に有効な手段だと思います。
1日やそこらで結果が出るわけではありませんが、10年、20年先の自分の体のことを考えたら始めて損はありません。

食生活を変えたいと思っても自分一人で変えるのは想像以上に難しいはずです

脂肪はとにかく貯めない!コツコツ継続が大切です

実際にフォーミュラ食を利用された患者さんも「いいきっかけになった」という方がほとんどです。とにかく最初は続けていただくことが大切なので、ドリンクやリゾット、パスタ、シリアルなど、いろいろな味や種類があるのが良いですね。食事として美味しく味わう事で、楽しく続けられるフォーミュラ食は、とても頼もしい味方です。
1日3食のうち、一番食べている1食をフォーミュラ食に置き替えられる方が多いんですが、続けるうちに自然と少しずつ食べる量も自分でコントロールできるようになってきます。
さらに体重が減ってくれば、それが励みになって、みなさん自発的に運動をされたり、気持ちにも変化が生まれてきます。
脂肪というのは、お金と逆で、たまりやすく、減りにくい。だからこそ、早いうちにきっかけを作って、ためない努力をすることが大切です。フォーミュラ食も上手に活用してほしいですね。

毎日の食事で健康に、キレイになれる。これを試さない手はないです

40代以降はダイエットから一歩上をめざしましょう

世の中には「やせ薬」的なものもありますが、使用にも成果にも限界があります。やはり理想は、毎日の生活・食事で減量をめざすことでしょう。  短期間で美容的な減量をめざす方も多いかもしれませんが、長期的な食生活の改善で健康的に減量ができれば、結果的に脚のむくみが取れたり、肩こりが楽になったり、肌ツヤがよくなったり、本当の美しさにつながってきます。そんな意識で、ダイエットから一つ上のところをめざしていただきたいですね。



フォーミュラ食でヘルシー食生活

手軽にカロリーカット
フォーミュラ食なら、1食あたりの摂取カロリーを食事に比べて抑えることができます。ごはん軽く一膳(140g)でも235kcalもあると考えると、その差は歴然!

栄養素がギュギュッと1杯に!
さらに、低いカロリーながらも、注目はその高い栄養価。1食で何十種類もの栄養素がバランス良く補えるため、栄養不足で太りやすいという人にも最適なのです。

おいしいバリエーション
ドリンクタイプはもちろん、リゾット、パスタ、シリアルなど、バリエーション豊かなフォーミュラ食なら飽き知らず! 今日は何を食べようかな…そんな気持ちで気楽に続けられます。

大豆
大豆の中でも私が研究しているのが納豆です。納豆酵素には血液を固まりにくくする作用があり血栓症の予防にも効果がある事が分かってきました。1日1パック食べるだけで随分と違ってきますよ。

青魚
魚に含まれるω(オメガ)3不飽和脂肪酸も、血液中のコレステロール値を下げる効果があると期待されています。

旬の野菜
旬の野菜は栄養価も高く、たっぷりと取り入れたいもの。様々な野菜をバランス良く摂りましょう。